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作州の竹細工 さる 文化・歴史
2012 年10 月 3 日(水)
竹細工

「おさるさんのこと」

美作地方には古来多くの猿神や説話があり「今昔物語」に有る人身御供を助けるため、猟師が大積を退治した話は有名であり、美作一宮には今でも猿の宮として小さなほこらに赤い布で作った、さるがいっぱいぶらさがっています。

これは子育ての守り神として他人の作ったさるを一個いただいて、帰り一年目

に十二個にして返すとされています。

日吉山王も猿神といいますが、津山地方の童歌に

山王さんの屋根に猿が三匹とまって
一蕃先も、もの知らず
一番後も、もの知らず
いっち下の小猿が、ょうものを知って
ナマズ川に、飛び込んで
ナマズ、一匹おさえて
手で取るのも、おしいいし
足で取るのも、おしいいし
かわらけで、すくうて
燈芯で、ゆわえて.....

と歌われ、マリつきか、お手玉をしたのでしょうか?。

その最初の山王さんを私の場合はねしようぺんにきくといわれる、川中山王だ
と思っていました。

ここが妙願寺になったり長法寺や向こうの山にとところが替えて、内容も多少変わって、どれが元歌かさだかでなく歌いつがれてきました。

私の創っている郷土玩具、 日本中に古くからつたわる郷土玩具もこんな中から生まれ、原形はさだかでなく庶民に愛される形で今日まで伝承されているのでしょうか。

私の竹細工のお猿さんはこの三匹ざるを、二匹のものをシーソに、一匹のものを、ブランコにしてみました。

どうぞ御愛玩下さい。
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