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宇田川榕菴、津山藩発祥 榕菴珈琲 岡山県津山市 観光 / 和蘭堂・城東観光案内所
2014 年1 月 10 日(金)
「珈琲」の字は、津山藩発祥
津山榕菴珈琲が現代に蘇えりました

和蘭から幕末の津山に伝わりし味 津山榕菴珈琲
宇田川家は津山藩医を代々勤める家柄で、寛政9年(1797)、当主と立った宇田川玄真(うだがわげんしん) が開いた私塾・風雲堂は、医学のみならず、化学、科学、自然哲学など幅広い(分野で日本の礎を築き、蘭学中期最大の実力者と賞賛されています。
緒方洪庵、坪井信道、箕作院甫らも門弟です。その玄真の養子となり名門・宇田川家を継いだのが宇田川榕菴(ようあん1798〜1846) です。
文化8年(1811) に宇田川家の養子となった榕菴も同じく津山藩医となり、薬学、植物学、化学などを学ぴ多くの書を著しました。ぞれに際し当時の日本語に存在しなかった学術用語を翻訊。酸素、水素、元素、酸化、細胞といった現代の日本人が慣れ親しんでいる単語は、、榕菴が考えたものです。
宇田川榕菴江戸時代のコーヒー
榕菴は、当時まだ一般の人がロにすることのほとんどなかったコーヒーにも興味を持ちます。
文化13年(1816) に「哥非乙説」(こっひぃせつ)という、目本で初めてとなるコーヒーについての論文で産地や効用なとを紹介したほか、コーヒーの当て字「珈琲」も榕菴が考えたもので、日本のコーヒーの歴史に津山の洋学者が大きく関わりました。
後に玄真と榕菴は、幕府の仕事で「家庭百科事典」(オランダ語版)の翻釈に携わり、コーヒーの項目を担当した玄信は、榕菴の考えとして「味は淡白、微甘」と当時のコーヒーの味を伝えています。
城西浪漫館(中島病院旧本館)では、郷土が生んだ偉人・宇田川榕菴を顕彰するため、江戸時代にオランダを通じて日本に持ち込まれたコーヒーと同種の豆をブレンド。当時の榕菴らが使用していたコーヒーメーカー(コーヒーの煮出し器)を復元し館内のカフェで提供しています。
城西浪漫館同時にブレンドしたコーヒー豆を「榕菴珈琲」として発売。江戸時代の珈琲の味に可能な限り近づけるため、あえて密封を避け、当時と同じく紙袋(裏面・油紙)と木箱(贈答用) の2種類を用意しました。
幕末の日本で最先端の医療技術・知識を誇った津山の伝統を受け継ぎ、大正6年(1917)に建てられた津山市わ代表する洋風建築、城西浪漫館(近代化遺産・中島病院旧本館)の歴史ととに「榕菴珈琲」を味わっていただければ幸いです。

文化年間蘭学者伝承
榕菴珈琲◆ 特徴 「珈琲」発祥は津山藩
全国のコーヒーショップやフランチャイズ店などで広く使用されている「珈琲」という漢字は津山藩(岡山県津山市)が発祥です。
江戸時代後期、蘭学者で津山藩医の宇田川榕菴(うだだがわようあん)が考案しました。
当時の日本には概念のなかった「酸素」や「水素」など現在では当たり前となった言葉も榕菴によるものです。
津山の蘭学者が伝え二百年間育まれた至極の一杯を、お楽しみください。
◆ 開発秘話、文献から当時の味を再現
「榕菴珈琲」は、榕菴が遺した珈琲に関する文献などから「薫り高くすっきりした飲み口で、まろやか」な味を榕菴が江戸時代に飲んでいた方法と同じコーヒーメー力ー「珈琲罐」(コーヒー力ン)で淹れて再現することを目的に合組(プレンド)した珈琲です。
「珈琲罐」は榕菴が遺したイラスト(観自在菩薩樓随筆)を基に実際に使用出来るものとして日本で初めて復元しました。
榕菴珈琲◆ こだわりの豆、希少高級品種を贅沢に
インドネシア・ジャワ島のコーヒー豆は元禄十ニ(1699)年にオランダ人が栽培をはじめました、このコーヒー(アラビカ種)が江戸時代、国内に持ち込まれたものです。
ところが、今から百年前の明治41(1908)年にサビ病の発生でアラビカ種が壊滅的な被害を受け、病害に強いロブスタ種に植え替えられました。
江戸時代に榕菴の飲んだコーヒーは希少な高級品種となっています。
現在、ジャワ島で生産されるアラピカ種のひとつティピ力種の「ジャワアアラビカ」はジャマイ力に伝播した「ブルーマウンテン」の原種ともいわれており、世界的に高い評価を得ています。
またスマトラ島のアラビカ種として有名な高級品種「マンデリン」は高地産持有の上品な味わいと香りが人気です。
これら当時のコーヒーに最も近い品種にこだわり、幕末の「珈琲」を再現しました。
◆ 独自の焙煎合組(ブレンド)
当時のコーヒー豆は、鎖国中の日本と唯一貿易を行っていたオランダを通じて持ぢ込まれたインドネシア・ジャワ島(当時はオランダの植民地)で作られていたアラピカ種であることが分かっています。
このインドネシアの高級品種を江戸時代の味として現代風に培煎、合組(プレンド)したのが「榕菴珈琲」です。
◆ 「珈琲」に込められた意味
珈琲のニ文字は、オランダ語のkoffieの発音に合わせただけでなく、「珈」は女性の髪を飾る玉飾り、「琲」は玉飾りの紐を表したもので、コーヒーの木に真っ赤なコーヒー
チェリーが実っている様子を描写したものと伝わっています。


津山榕菴珈琲、津山観光センター&和蘭堂にて販売中...
榕菴珈琲 榕菴珈琲

榕菴珈琲

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