|
|
|
津山藩お抱え、具足師、明珍宗周 絵師 鍬形藼斎とシーボルト |
文化・歴史 / 津山洋学資料館 |
|
|
近年、オランダで津山藩お抱え具足師、明珍宗周(ミョウチンムネカネ)、の作品である甲冑が発見されました その甲冑は、津山明珍として高い芸術的評価を得て収集家の間では今話題になっております
その、津山明珍のルーツを訪ねて...全国歴史研究会の石田謙司氏、甲冑収集家フランス人のマーク・タナバリス氏が津山に来られ...津山洋学資料館を見学されました
石田謙司氏著書 ・甲冑師・明珍宗恭と語る―黒澤明が愛した最後の職人、 ・『日本甲冑の新研究』等
鍬形寫ヨ(クワガタケイサイ)が描いた 人物略式図と鳥獣略式図2冊と明珍宗周の甲冑をシーボルトがオランダに持ち帰りました 鍬形寫ヨとは、今東京スカイツリーに展示されています 『江戸一目図屏風』を描いた津山藩の絵師
津山洋学資料館
津山洋学資料館
人物略式 鍬形寫ヨ画 1冊 木版色摺 縦27センチ 横18.5センチ 寛政11年(1799) ライデン国立民族学博物館 シーボルトは北斎の絵本類とともに,鍬形寫ヨ(北尾政美)のそれも数多く収集している。 今回選んだもの以外に「江戸名所図会」 「諸職画鑑」「草花略画式」「寫ヨ鹿画」などがコレクションに入っている。 本書は、寫ヨの軽妙自在の作図感覚をよく示すもので、シーボルトもその科学的興味を離れて楽しんだことであろう。
鳥獣略画式 鍬形寫ヨ画 1冊 木版色摺 縦26.5センチ 横18.0センチ 寛政9年(1797) ライデン国立民族学博物館 『人物略時芸』『草花略画式』と並ぶ寫ヨ略画式3部作の一つ。 寫ヨは北尾政美と名のっていた浮世絵師時代から、幕府奥医師の桂川家の森島中良と親しく,蘭学者とも親交があった。 シーボルトが江戸参府の折、彼らから北斎の名とともに寫ヨの名を聞いた可能性は高い。 ただし,シーボルト江戸滞在の折には寫ヨはすでに没していた。
|
|
|
|
|
|
|