開発好明 / YOSHIAKI Kaihatsu
全会場:漂流教室(巡回作品)
多数の机を会場敷地内に並べ、食事や休憩、ステージなど人々の集う場とするインスタレーション。
学校という固有の環境の中で上下・連帯などさまざまな関係を形作り、その象徴となっていた勉強机と教卓が、別の場所・別の使い方というまったく異なる文脈の中に置かれ、巡回とともに配列のしかたまで変わっていく。
それは勉強机が象徴する場所や関係に対して私たちが抱いている固定的な観念を混乱させ、その意味を問い直すきっかけを与えるものかもしれない。
大原会場:青春の裏側〈旧大原高校1階教室〉
裏側までアプローチしていった者のみが残し得た、時を超える青春のかたち。
奈義会場:開発ミルク〈奈義町現代美術館喫茶〉
奈義町現代美術館のカフェメニューに期間限定メニューとして追加。
PROFILE
山梨県生まれ。山梨県在住。
観客参加型の美術作品を中心に、2002年にPS1 MOMA「Dia del Mar/By the Sea」、2004年にヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館「おたく:人格=空間=都市」、ベルリンのニューナショナルギャラリーにおいて「berlin-Tokyo/Tokyo-Berlin」などに参加し国際的に活動している。
毎年3月9日開催される「サンキューアートの日」の企画者としても知られる。
2012年、越後妻有アートトリエンナーレにも参加。
作家HP
http://www.yoshiakikaihatsu.com/