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厳粛で盛会だった そば粉聖人供養祭!美作市殿所 |
文化・歴史 / 美作市 |
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 4月10日日曜日、美作市殿所にあるそば粉聖人堂において供養祭が行われた。 この供養祭は、自らの指を切断してまで難病に苦しむ人を救ったというそば粉聖人こと遍照院是空法師、本名高木峯次郎の偉業を称え地元有志会(横山郷治世話人会代表)により毎年行われているもので、今回で7回目を数える。 午前10時、長正寺脇坂良仁住職による読経が始まると、聖人の子孫香山秀子さんら多くの参拝者が是空法師像に手を合わせていました。 厳粛な内に読経が終わり、小高い丘の上に設けられた特設ステージで三船ヴァンさんによるダンチャイン(ベトナム16弦琴)演奏が始まった。新調したという花柄の赤のアオザイ姿で登場したヴァンさん、少し肌寒く上着を着ての演奏でしたが、それでも季節感あふれる「さくらさくら」や「美しい昔」など演奏、一方広場に目をやると屋台では蕎麦やおにぎりが振る舞われ、またさくとう山の学校(朝霧武志組合長)から来た職人らによる蕎麦づくりの実演もありました。 市内明見から来たという太田淑恵さんは、手打ちの味は何とも言えず美味しかったと話していましたが、今回は特別に蕎麦打ち体験ができるとあって、岡山市から帰省した橋本健史さんも初めてチャレンジ、耳たぶぐらいの柔らかさになど指導を受けていました。 第二部は、みまさか朗読の会(浅浦由紀子会長)のみなさんが、絵本「そば粉聖人物語(安藤由貴子作・花房徳夫絵)を紙芝居もまじえ朗読、68才でこの世を去ったそば粉聖人の人生を振り返り紹介、今も聖人堂にある仏像は右手の指が無いなど心温まるお話しに、みなさん静かに聴き入っていました。 途中、多忙の中をぬって来られた萩原誠司美作市長が挨拶に立ち、日越友好協会の設立や建国の父ともいわれるホーチミン氏銅像の寄贈・除幕式について、またヴァンさんとの出会いなど話す中で、突然ベトナム国歌の要望があったヴァンさん、その要望にも早速応え初めて聴くヴァンさんの国歌斉唱にみなさん目を見張りました。 続いて第3部、淡いピンクのアオザイに着替え登場したヴァンさん、「さくらさくら」「いとしき我が子」など演奏、定番の「故郷」をみなさんと一緒に歌いましたが、思いがけない高木ひなのちゃん(6才)からの花束贈呈にヴァンさんも感激ひとしおでした。 終わりにあたり、横山代表から来年は没後100年の節目にあたる。更に盛大にやりたいのでみなさん是非お参りくださいと挨拶があり、供養祭のすべてを締めくくりました。











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